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2014/3
らくらく豆知識
痛くなったり、楽になったりを繰り返す
朝起きた時、動き始める時に痛む
腰椎症(変形性腰椎症、椎間板症など)
中高年になると特に思い当たる原因もないのに慢性的な腰痛に悩まされる人が増えます。このような場合の原因として「腰椎症」が考えられます。これは腰部の椎骨や椎間関節、椎間板などに加齢性の変化が起こり、慢性的な腰痛が現れるもので、いわば老化による腰痛です。加齢性変化の最も現れやすいのが椎間板で、年を取ると椎間板の水分が失われ、弾力も失われてきます。変性した椎間板の中身が飛び出して「椎間板ヘルニア」になることもあります。さらに椎間板がつぶれると上下の椎骨が硬くなったり、椎間関節がすりへったり、骨棘ができたりします。背骨の変形が進むと姿勢が悪くなり、椎間板の変性や椎体の変形で、前後左右の高さに違いが出て、後弯になったり側弯がおこったりします。「椎間板症」「椎間関節症」「変形性腰椎症」など原因によって呼び名は変わりますが、これらを総称して「腰椎症」と呼びます。みなさん心当たりはありませんか?今はそんなに痛くないからと放っておかないように気をつけましょう!