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2014/9
50代男性 Sさん 五十肩 症例成果報告
五十肩で来院中のSさんの言葉
「知人が五十肩なんて、ほっとけばよくなるって言ってたんですよ」
五十肩がよくなった状態を、炎症による痛みがおさまった状態とすれば、この知人の方の話は正しいのかもしれません。
一方で、「痛みは収まったのだけど、もとのように動かない」
と言って来院する患者さんもいます。
五十肩の症状として、肩の関節だけでなく、その周囲の筋肉の癒着というものがあり、可動域が非常に狭まった状態を引き起こします。
こうなると、痛みは引いても、肩の動きは悪いままです。
血流も悪くなり、他の症状を引き起こす原因にもなるのです。
Sさんには、肩の関節の周囲をよくほぐしてやわらくしておくことで、炎症が取れやすくすると同時に、可動域を維持していくことが大切なのだと説明しました。
Sさんはまだ炎症があり、痛みはあるのですが、肩の動きはよくなってきています。
炎症がとれれば、以前の状態に戻るはずなので、少しでもはやくよくしていきたいと思っています。
井藤