血液①

肩首のコリや腰痛で悩まされている方にとって「血流が悪いと筋肉のハリやコリを生じる」とは耳慣れていることでしょう。同様に、血液循環が悪いことで引き起こすのは内臓や感覚器官の病気です。２つある血管のうち、動脈血管で送られていく血液は、身体筋肉の隅々に酸素と水や栄養素を運んでおり、わたしたちが生きていく上で欠かせないものです。大人には６０兆個という途方もない数の細胞があり、その一個一個の細胞を働かせるために、血液はそれらを届けています。酸素は、細胞の中に取り入れられると、その細胞内の栄養素が燃えてエネルギーを発し、そのエネルギーが細胞に力を与え、人は生存できます。

血液②

一方、エネルギーを得た代償として老廃物と二酸化炭素が発生します。これらは人体に不要で有毒なため体内にとどめておくわけにはいかず、排泄しなければなりません。この働きも血液が果たします。静脈血管で送られる血液は、老廃物を肝臓、腎臓へ運び去り尿や便で排泄、肺で二酸化炭素を排出します（動脈→毛細血管→静脈：毛細血管にて受け渡しがなされる）。そんな大切な血液ですが、流れ方が悪い（弱い）ために各々細胞のパワーが落ち（身体の）元気さを失うというのは容易に肯けるところです。筋肉には酸素と水分が必要です。コリやハリで筋肉が干からびたみたい（笑）にならないよう、血流の大事さを意識し、そのみずみずしさを保つ習慣をもちたいものです。

 

鈴木

 

 

 

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