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2021/11

30代女性 頭痛・声が出しづらい 症例報告

体に違和感が出始めたのは1,2週間前で重い首、肩コリになり頭痛も起きるようになりました。
普段であれば市販薬を飲んで一晩寝れば落ち着いていたのですが、今回はそうはいかなかったようです。
頭痛も治らず、首、肩のコリはむしろ酷くなり、胸辺りの筋肉まで違和感が生じて声が出しづらくなったり、呼吸が浅くなってしまったようです。
まずは身体のバランスを診ていくと、
左首、肩の付け根に大きなコリがあり、両肩とも内側に入り込む感じになっていました。
この方は子供がまだ小さく、日常的に左で抱っこする事が多いので、背中や腰は偏って硬くなり、骨盤にも大きく歪みが出ていました。
またこの方は声楽家としても活動されていて、近々コンクールがあるとの事でしたので、まずは頭痛と声の出づらい感じを無くす方向で施術をしました。
首全体の筋肉はあまり柔軟性が無く緊張しており、肩の筋肉にも影響を与えるほど硬くなっていました。
中でも一番気になるハリ方をしていたのが、喉仏に近い斜角筋という筋肉でした。
左右とも硬く、押してもすぐ跳ね返る感じがあり、硬い突っ張り棒の様でした。
仰向けにしたあと喉仏に近い筋肉をゆっくり、じっくりほぐしていきました。鎖骨に近い斜角筋や胸筋も硬くなってしまうと、息がしづらい、声が出しづらい症状を引き起こすので緩めて行きました。
そこから週に一度、約2ヶ月集中して来ていただき、少しずつそして確実に筋肉のハリと硬さは緩んでいきました。声も出しやすくなり、頭痛も取れたとの事で喜んで頂けました。
現在は2週に一度のペースで身体のバランスとその日気になった所をほぐして、メンテナンスをさせて頂いております。